読み聞かせ絵本 第1位「きりのなかのはりねずみ」
どどどどどどどどどどど……ドドドン!
パパ的読み聞かせ絵本の第1位は!!!?
なんて、いきなり1位から始めちゃってごめんなさい。でも、この興奮を抑えられず早く皆様にお伝えしたいと思って、いろいろ考えたけど…やっぱり1位から紹介することにしました!
まずは、世の中に溢れる「絵本情報」のほとんどが「ママ目線」であることに注目してほしい。いや、もちろん多くの場合はママが絵本の読み聞かせをやってるのは知っている。
だけど世の中の情報を見ていると「あたかも」絵本の読み聞かせはママしかやっていないという印象を受けてしまう。
そこで私は声を大にして言いたいのだ
パパもやってるぞーーー!
あっ!ちっちゃくなっちゃった!
そりゃー毎日じゃないかもしれないよ?ほんとに週1とかかもしれないよ?でもさー俺たちパパも時々は子供に絵本の読み聞かせをやってんだよ!!
という、ある種被害妄想的な発想からこんなランキングを始めてみようと思ったわけです。
パパ絵本第1位 きりのなかのはりねずみ
もしかするとこの記事を読んでいる皆さんには馴染みのない絵本かもしれない。なんせ出版されたのが2000年と絵本の中では比較的新しいほうだからね。
作者紹介
作者:ユーリー・ノルシュテイン
出身:ロシア
作者は1941年生まれ、ユーリー・ノルシュテインというロシアのアニメーション作家。え?アニメーション作家?って思った人もいるよね?そう、彼は実はロシアでは超有名なアニメーション作家・監督なのだ。
「あおさぎとつる」とかロシアでは結構有名で、日本のアニメーターでも影響を受けた人は多い。
この絵本も元々はアニメーション作品。
ここで言うアニメーションとは日本みたいに同じ絵を少しずつ変えて動いているように見せるものではなく、「切り絵」を組み合わせて置いて、それを撮影してアニメーションに仕上げていくというやり方。
機会があれば是非見てみることをお勧めする。
絵の美しさにきっと驚くだろう。
※全編ロシア語(日本語訳のアニメは無い)
簡単ストーリー
この絵本の良いところ、それは、きわめてシンプルなストーリー。
内容を簡単にお伝えすると、小さなはりねずみが友達のこぐまくんの家におちゃを飲みにでかけます。いっしょにおちゃを飲みながら星をかぞえるのが二人の楽しみなのでした。
以上!笑
ご心配なく!ちゃんと他にもあります!
こぐまくんの家に行くまでにほんのちょっぴり勇気を出してみたり、優しい友達に助けてもらったり…などなど
良くあるような冒険物でもないし、何か教訓めいたものを投げかけてくるわけでもない。ただただ、はりねずみくんがこぐまくんに会いにいくという、とてもシンプルな物語。
圧倒的な画力
絵に関しても、とても親しみやすいんですね。
基本的には夜の設定なので、青や紺色が多用されています。ただ、特徴としては鮮やかな色やはっきりした線というものが、あまり見られないという点。背景との境界がはっきりしていないような葉っぱや木なんか見てもらうと、不思議と穏やかな気持ちになる。
途中でしろうまが出てくるんだけど、このしろうまがまた幻想的で…

何をするわけでもないんだけど、こんな柔らかい表現ができるのかと驚くはずです。
まあ、ごたくはいいからって?そう、何が言いたいかというと、この本を読み始めると、それまで大騒ぎしていた子供たちが少しずつ静かになって、物語を聞き始めるのですよ。
穏やかな絵と色は寝る前の子供を鎮めるのに絶好のトーンです。
で?絵本のボリュームは?
本編39ページ
これが多いか少ないか。ちなみに全ページに文章が詰め込まれているわけでも無い。多いページは150文字程度、少ないページは50文字程度。全ページのうち絵だけのページは約16ページもある。
読み聞かせ時間
我が家では1週間に1回はこの本を子供たちがチョイスするので、先日時間を図ってみた。私がややゆっくり目に読んだところ、5分30秒程度だった。
この時間を多いとみるか少ないとみるかはその人次第かなと思います。

パパ読み聞かせ絵本 まとめ
絵本内容 :シンプルイズベスト(ストーリーシンプルで良い)
絵のタッチ :柔らかさと暗さの使い方。
読み聞かせVOL:上記19ページ
読み聞かせ時間 :5分30秒
対象年齢 :2・3歳~(うちの子はこのくらいから聞いてた)
ということで我が家で一番のおすすめ絵本をご紹介しました。本当に切り絵を全体に置いて、アニメーションが出来上がっていく様を見ると虜になってしまいますよ。
その絵本版なので、絵のきれいさはお墨付き!
パパ目線で、忙しいパパにもおすすめできる1冊です!
今後も不定期で「がんばってるパパ」プロジェクトの一環で絵本の投稿をしていきます!たぶん(汗) 皆様が良い絵本に出会えることをお手伝いできれば最高ですね。
では!!