子供に読ませてよかった漫画を紹介【火の鳥】

漫画を通じてこどもの成長を感じてきた実体験から

これから子育てをするパパさんママさんに漫画の良さを知ってほしい！

最近話題の漫画から、名作と言われる漫画まで。

古今東西あらゆる漫画を読み漁ってきた筆者が「おすすめの漫画」を紹介します！

子供に読ませたい漫画「火の鳥」

日本人ならほとんどの人が知っていると思いますが、かの伝説的漫画家「手塚治虫」が産み出した名作中の名作！それが火の鳥です。

以下は公式サイトの紹介文です！

時空をこえて存在する超生命体・火の鳥を狂言回しに、過去と未来を交互に描きながら、テーマである「生と死」「輪廻転生」という哲学的な問題を深くえぐる、手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった作品です。

そこには手塚治虫の歴史観から、遠い未来への予測的な視点のみならず、宇宙とは何か、といったスケールの大きな問への挑戦をも描かれています。

引用：手塚治虫公式サイト　https://tezukaosamu.net/jp/

「火の鳥」の連載が開始されたのは「黎明編」1954年だそうです。

今年が2024年なので…なんと70年も昔の漫画ということに…

こんなに長く愛されている漫画が他にあるでしょうか。

もちろん愛され続けているのには理由があって、それは普遍的な宗教観や哲学といったとっつきにくい内容をテーマとして扱っているけど、キャラクター設定や物語の構成によって万人に受け入れられるような作品に仕上げていること。

まさに神業と言うしかありませんね。。

そして著名人の多くが推薦する図書や漫画の中に必ずといっていいほどノミネートしているのがこの火の鳥なんです。

漫画「火の鳥」を子供におすすめする理由

具体的にどんなところがおすすめなのか？

紹介していきましょう！

火の鳥がおすすめな理由①思想や哲学にふれる

火の鳥では、人間の歴史や文明の移り変わりが激しく描かれていて

その中で人間の善悪や哲学的な葛藤を考えさせられるシーンが多々あります。

火の鳥に出てくる「人間」はどれも善人と悪人の両方の顔を持っていることが多い。

そして、その間で葛藤する描写は子供ごころに衝撃を受けたのはいまでも覚えています！

でもこの葛藤する人間こそがこれから大人になる子供たちに知ってほしいありのままの姿だったりするんですよね。

火の鳥がおすすめな理由②命の大切さを知る

火の鳥という漫画は、太古の時代から戦国時代、現代（昭和）、そして未来とさまざまな時代を行き来するのが特徴です。

でも、そのすべてに通じるテーマとして「命」があります。

「火の鳥」も登場人物としてさまざまな時代に登場しますが、永遠の命の象徴。

そしてその永遠を手にしたいと願う人間。

大事な人が失われていく喪失感。

自由に命を生み出せるような力を手にした時の虚無感。

愛する人と過ごす時間の尊さ。

たかが漫画なのに、これだけの感覚に触れることができるんです。

それが火の鳥のすごさです。

火の鳥がおすすめな理由③失敗や過ちから立ち直る力を知る

火の鳥の登場人物はほとんどが「人間らしい」です。

主人公ですら失敗したり過ちを犯したりします。

SF好きな筆者は特に「未来編」が好きで、その中でも主人公が正しい道を歩んだり、間違いを犯して挫折したり、それでもまた歩き始めたり。

そんな泥臭い物語から不思議とパワーをもらいました。

失敗をするときの人間の思考を「言葉」で表現してくれているのはとても重要！

だって自分の子供に失敗の哲学を教えることなんてできませんから。

良い示唆をたくさんもらえる名著だと思います。

ぜったいに子供のうちに一度は読ませてあげてほしい名作です！

子供に読ませてよかった漫画「火の鳥」まとめ

ということで今日は子供にこそ読ませたい漫画「火の鳥」を紹介しました。

少し宗教的だからとかで敬遠している人がいるなら、それはもったいないですよ。

手塚治虫は鉄腕アトムや多くの子供向け漫画を産み出しているスーパー漫画家。

しかも医学博士の資格を持っている頭脳とエンターテイメントをゴチャ混ぜにしたような方です。

そういう目線で火の鳥を読むとまた違った楽しみ方ができるし、何よりストーリーとして単純に面白いのでぜひ子供に読ませてあげてください。

そこから何を学びとるかはその子次第ですからね。

漫画「火の鳥」を読むには

火の鳥を読むならぜひ「紙の漫画」をおすすめします。

こういう昔の漫画を読む時は、実際に紙を通じて読むことで「手触り感」が増して楽しさ倍増です！と勝手に考えていますw

迷っている方は紙をチョイスしてみてください。