2024年3月13日アメリカで下院本会議が行われた。
注目されていたのはTikTokへの規制。結果は満票でTikTok規制が可決された。
いったいなぜなのか?
日本はTikTok大丈夫なのか??
SNS業界に大きな動揺が広がっています。
今日は、2024年の一大ニュース「TikTok規制」について深掘りしてみます!
TikTokがアメリカで規制されるのはなぜ?
中国政府にアメリカのユーザー情報が流出する
TikTokを規制したい人たちの一番の理由は、TikTokのユーザーデータが中国政府に提供されることを危険視している。
今回の規制法案によって、TikTokのユーザーデータが悪用されたり、国外の敵対者によってアメリカのプライバシーが危険に晒される可能性が減少すると考えている。
まとめると、「TikTok運営会社のバイトダンス社がアメリカで大きな影響力を持っているけど、そもそも中国の会社。中国当局からユーザーデータの開示を強制される可能性が高い。そうなるとアメリカの国防問題にもつながる」ということ。
2024年アメリカ大統領選挙
更にもう一つの要因としてはアメリカ大統領選挙。
2024年11月にアメリカでは国の行末を左右する大統領選挙を控えている。
意図的にアルゴリズムを変更したり、特定候補を貶めたりフェイクニュースの流布などによって、米国の分断をあおるような動きで、中国政府が選挙に干渉してくる懸念が指摘されている。
ちなみにバイデンは、今回の規制法案について「上院下院を通過したらすぐに署名するだろう」と語っている。対中国姿勢が鮮明になった状況だ。
TikTokが規制でどんな影響がある?
いまやSNSはただのコミュニケーションツールではない。
多くのインフルエンサーはSNSを通じて生計を立てている。
TikTokの規制が与える影響は計り知れない。
TikTokが今年、アメリカから得る広告収入は約86億6000万ドル。ユーザー数上位はアメリカで約4,500万人が利用している。
日本でも1,700万人が利用しており実際にTikTokで収益を得ているインフルエンサーも多数います。
今回のアメリカのような強硬な姿勢はこれらの人たちが稼げなくなるため慎重に行なって欲しいものです。。。
日本はどうなる?TikTok規制!
じつはTikTok規制を始めたのはアメリカだけではないんです。
欧米でも規制の風が強まっています。
欧州の政府機関では、業務に使用する端末から「TikTok」を削除するように指示を出しました。
また、不適切な動画を制御しなかったとしてTikTokの関連企業に罰則金の支払いを命じています。
気になるのは日本はどうなのか?
ですよね。
2024年3月時点では日本ではTikTokに限定するような規制は出ていません。
ただし!
日本でも一部の政府機関ではTikTokを含むSNSアプリの使用を禁止しています。
また、日本政府はサイバーセキュリティ対策を重視しているため、今後TikTokにリスクがあるような事態になれば規制がかかる可能性はあります。
とはいえ2024年時点で日本でのTikTokの規制はありません!
ですが、今後アメリカと中国の関係が悪化すると、日本もいろんな領域で歪みが生まれることは必至でしょう。最新のニュースをチェックしながら、規制に備えて収入の柱を増やしておきましょう!
ではまた!