読み聞かせ絵本 第2位「スーホの白い馬」
モンゴル
大平原
動物
出会いと別れ
そして音楽!
今回紹介するのは「スーホの白い馬」
読んだことある人も多いかも。
私が子供のころからある絵本だからね。。。
かれこれ30年以上読み継がれているということになるかな。。。
そう考えてみると、絵本ってすごいね!
30年ですよ?30年!!
そんなに読み継がれている本って果たしてどのくらいあるのだろうか…
絵本の特徴だね。親から子へ、そしてまたその子が親になって自分の子供に読み聞かす。絵本のスゴさ。。。改めて頭が下がります。
パパ絵本第2位 スーホの白い馬
そんな私も子供の時に親から読んでもらってた絵本を、自分の子供に読み聞かせている。
その中でも特に「好き」な1冊がこの「スーホの白い馬」だ。
作者紹介
作:大塚勇三
絵:赤羽末吉
大塚勇三:翻訳家・児童文学家。満州にいた頃に中国民話を収集。その時に出会ったのがこのスーホの白い馬だったそうだ。帰国後翻訳出版したところ大人気となった。
赤羽末吉:満州に在住していた頃から独学で絵を書き始める。かさじぞうの挿絵などを書いていたが、スーホの白い馬で一躍有名となる。
簡単ストーリー
スーホの白い馬は、何と言ってもそのストーリーの面白さ。面白いといってもあくまで大人目線ですけど 笑
私が子供のときに持っていた印象は「さみしい」「怖い」「優しい」
この絵本は登場人物が極めて少ない構成になっています。印象的なのは「白馬」
この白馬が今回のお話の中心になってきます
簡単内容
モンゴルの大平原で暮らしていた青年スーホ。
ある日彼は、それは美しい白い馬と出会います。
彼は毎日毎日大事に白い馬の世話をしてやりました。
そして立派な馬に育った白い馬とスーホは、街で開かれる競馬の大会にでることになります。そこで・・・・・
これは、モンゴルに伝わる馬頭琴という楽器にまつわる物語。
美しく儚く、そしていつまでも続く物語。
スーホの馬頭琴
子供の頃に読んでもらったときは、正直あまり好きではなかったんです。でも、なぜか3日に1回のペースで読んでもらっていた気がする。
恐そうな大人たち
王様の禍々しい後ろ姿
そして場面場面で全く違う背景の色!そう、この色調もこの本独特だと思う。夜の絵、うれしいときの絵、急いでいるときの絵。その時々に応じて絵の色調がまっったく変わるので、とても印象に残っている。
そんな儚くも壮大でインパクトの強い「スーホの白い馬」。
もちろん激しくおすすめするのだが、ふと子供の頃からきになっていたことをやってしまった。それは…
馬頭琴って本当にあるの?
あるとしたら本当にこんな楽器なの?
というもの
この長年の疑問を、人生で始めてGoogle先生にぶつけてしまった。すると…
あった!
あった…?
Amazon?売ってる!笑
初めて見ることができた嬉しさと、Amazonに売っているという切なさと、少し複雑な気持ちになってしまった。まー、時代ですよねー。なんでも売ってますわなー。
ちなみにこんなのw
うおーーーーー
意外と高いのね!!!
「スーホの白い馬」まとめ
内容 :壮大な儚さと一生忘れない画力!
本編 :48ページ
読み聞かせ時間:8分30秒
対象年齢 :4歳~
人によってはこういうのって親のエゴって思われるかもしれないけど、実際私は大人になった今でも忘れていない絵本。決して心躍るような話でもないし、ハッピーエンドでもない。なのに今でも心のどこかを掴まれているのは、スーホの優しさと周囲の温かさがこっそりと描かれているからかもしれない。
絵本の中では定番かもしれないけど、自信を持ってお勧めできる1冊だ。